人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マルセル・デュシャン展

横浜美術館で行われているデュシャン展に行ってまいりました。美術を勉強した人間なら現代美術の基本はこの辺にあると教えられてきたであろう。ただ知識として知っていても作品をじかに見たことがある人は少ないんじゃないかな。
横浜…予備校が近くだったので懐かしい。おお海沿いに駅が出来ているじゃないか!ん〜変わったなぁ。ビルも増えたし。でも何時来てもしょぼい美術館だな。さっそく突入。
おお便器じゃないか!んん?でもこれと言って感動がないな。デュシャンに影響された後世の作家の作品も同時に展示してある。ナムジュンパイク、ジョセフコスース、ジャスパージョーンズ、ロバートゴーバー、森村とか。大御所の作品も同時に見れるという大盤振る舞い。でも〜…そんなに意味ないかも。ピカソとブラックなんかで始まってキュビズム・ダダ・シュールの作家と時代背景を絡めた方が面白い。現代美術と絡めたいって気持ちは痛いほど分かるが…。おまけにデュシャンの作品には感動がない…。昔ウォーホルの作品を初めて見たときの感じ方と同じだ。現代の美術は風化が激しいのが多い…。その時代の中に存在することによって初めて輝ける美術だからだ。時代背景や同時代の作家の動向などをしっかり勉強すれば少しは感じることができるのかもしれない。しかしそれはあくまでも想像でしかない。こういう作品の展覧会は「感じる」というより「知る」なんだろうな。知るっつーのも大事なんだけどな…だるい。あと作品説明がもう少しあってもいいかも。これじゃ素人カップルが来ても楽しめないと思う。ライティングも嫌い。常設展のダリの作品の方が面白い。ダリは感じる…。

  by nakayamalol | 2005-03-22 01:39 | アート

<< ちょっと休憩 花粉? >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE